初学者〜中級者が技術的コミュニティに属することの難しさ
概要
せっかくブログを始めたので、自分が色々考えてたことを残しとこうかなと。既にエンジニアを中心に形成されている各カテゴリの技術的コミュニティに初学者〜中級者として参加することの難しさを100%主観で書く。稚拙な文章になりますが…。
現状
- 大学4年生
- C/Ruby/HTML/CSS/JavaScriptが書ける(中級程度)
- 普通の学生より少し自主的に何かをしている
参加した技術的なイベントと所感
Ruby合宿2018夏
- 対象は学生(初心者からバリバリ書ける人まで、とにかくRubyやりたい人)
- 4泊5日でチームで1つのゲーム開発を行う
- 全員同じ目標を持ち、必ず関わりと自主性を持って行動しなければならなかったので自然とコミュニケーションが取れてとても楽しかった
Rubykaigi2019
- Ruby合宿を機に本格的にRubyを勉強するようになり、さらに「Rubyを使って何ができるのか」を見てみたくて参加した
- 対象はRubyist(参加を決めた段階で自分がRubyistであるのかの判断が難しかった)
- 内容は上級者向けで、正直理解が追いつかない時の方が多かったが、動機の達成はできたので概ね満足だった
- カンファレンス自体が「既に完成されたコミュニティ」だと感じてしまったため、話しかけたり会話できた時間はごく僅かだった
地方のもくもく会・LT会
- 参加したのはWeb系に触れてる人たちのLT会
- Webに関することも勉強してみたいと思ったのと、「初心者歓迎」「LTの練習として参加してくれてもOK」と言う文言があったので参加した
- 自分のLTは直接Webに関わるような内容ではないものを発表したが、適度に反応もあり色々な人と話せるとてもいい機会になった
- 初心者歓迎というだけあり、小さいながらもとても優しいコミュニティだった
builderscon tokyo 2019
- 「とにかく知らないことを知りたい、自分のアイデアの材料を手に入れたい」という思いで参加
- 対象は技術を愛するすべての人たち
- セッションのカテゴリに指定はなく、本当にいろんな話が聞けたのでその面ではとても満足している
- 対象とする人が広いが細かいくくりでコミュニティがあるようで、学生として知り合いもなしに一人で行くと肩身がせまい
- 懇親会やアフターパーティもあったが、多分技術技量の差という壁に阻まれて人と話すことはできないだろうと感じた(懇親会などには参加してないのであくまで予想)
初学者〜中級者という立場
ここまで書いてきましたが
- 大規模なカンファレンスに参加しても意味がない
- まずはコミュニティより先に技術を身につけることが大事
という、両極端な意見を言いたいわけではなく、自分としては
- これから勉強をするorある程度基本を掴んだ人が次に経験する場所として技術的イベントを選ぶということが色々な面で受け入れやすいこととなってほしい
という思いがある。カンファレンスで発表する内容が上級者向きなのは当たり前だが、展示物や会場内の中に少しでも初学~中級者に向けたサービスがあったらいいなあと感じる。Rubykaigiもbuildersconも学生は無料で入れる*1ので、その層に向けたモノも少しはあっていいのではないかと。最も、こういう場に参加する前に技術を身につけろという指摘は間違っていないですが、どう技術を身につけたかを技術者に聞いてみたいというのもあるので…。
この記事を書くにあたって、最近いいなと思っていたRuby-jpと言うSlackワークスペースを紹介する。
カンファレンスとは関係ないが、こちらは#newbieと言う初心者が質問を投げるチャンネルがあるなど、初心者にも優しい、Rubyプログラマーの中でも初心者からコミッターまで幅広く所属しているコミュニティだ。このように、「その技術を使う・愛する人たちが技量に関係なくコミュニケーションを取れる・また共有できる場所」がもっと増えればいいなと思う。
どうしても、上級者は上級者同士で話しているイメージしかないので。技術の振興と発展のために、一役買ってくれませんかね?
…コミュニケーション能力を上げれば良いだけの話か。
おしまい
*1:Rubykaigiは最終日のみ